どうして窓が大事なの?
熱の出入りがもっとも多い「窓」こそ
住まいを快適にするキーアイテムです
グラフを見ると、冬の暖房時に家から逃げる熱のうち、窓やドア(開口部)を通るものは全体の約半分以上。夏の冷房時に家全体に入ってくる熱のうち、窓やドア(開口部)を通るものはなんと7割以上にもなります。つまり、熱の出入りがもっとも多いのが、「窓」。冷暖房のムダを省き、効率よく利用するためには窓の断熱対策や遮熱対策がとても重要です。

出典:(一社)日本建材・住宅設備産業協会省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より
あなたのお住まいは築何年ですか?
20年以上前の住まいは
断熱性が低い可能性が…
最近の家と1990年頃の家、1980年頃の家では、断熱の仕様が異なっています。「住宅の省エネルギーの基準」(1999年3月に、建設省により改正された日本の断熱化基準のこと)が定められ、そこから内容の見直し・強化が図られてきましたが、それより以前に建てられた住まいについては住まいの断熱についてあまり対策がされていなかったためです。
目安として、20年以上前のお住まいの方は断熱性が低い可能性があります。つまり、断熱性が低い住まいということは、夏・冬の快適性も大きな差がでてしまっているのです。

※[ ]内は、一般的な仕様です。
動画で見ると一目瞭然。熱の伝わり方をチェック
- ● 温度シミュレーション動画
-
リビング
浴室
あなたのお住まいは大丈夫?
セルフチェックをしてみましょう
エアコンが苦手でつけたがらない人や、暑くても電気代がもったいないとつい我慢してしまう人、放っておくと健康被害になってしまうかもしれません。お住まいがどんな状態か、まずはこんなお悩みや自覚症状がないかチェックしてみましょう。
住まいの断熱・遮熱・通風
セルフチェック
冬
- 朝起きた時に寝室が寒くて、布団から起き上がるのがおっくうになる
- 朝起きて暖房をつけても部屋がなかなかあたたまらない
- 朝洗面所で吐く息が白い
- 廊下はスリッパを履いていないと足が寒くてつらい
- 部屋で暖房をしているのに足元がスースー寒い
- 窓にいつの間にか結露が起きている
- 暖房の効いた部屋からトイレにたつときは、寒いが我慢していく
- お風呂に入る時、脱衣室で服を脱ぐ時に震えるほど寒い
夏
- 夏は暑くてエアコンが効きにくい
- 夏はエアコンなしではいられない
- 夏の夜はいつまでもむし暑く寝苦しい
- エアコンを新しくしたのに、あまり涼しさが変わらない
- エアコンをしても涼しいところと暑いところのムラがひどい
- 除湿しているのにムシムシじめじめする
- 西日でいつまでも部屋が暑い
- エアコンや扇風機などを使うことで光熱費がとても高い
こんなお悩みも
窓のリフォームで
解決できるかもしれません!
朝の室温がこんなに違うと、お出かけ準備も快適

部屋の窓や壁・天井・床から逃げる熱を少なくする、断熱リフォームを行うことで、朝の室温が3.5℃も改善できます。スプリングコート1枚分の体感温度の差に相当し、暖かさが実感できます。
築38年、1階居室、(6地域)での測定値に基づいた試算結果です。
※ 掲載データは一定条件での試算結果です。外気温や住宅により異なる結果となります。
部屋間の温度差が少なくなりヒートショックも安心

入浴時のヒートショックを防ぐには、洗面室(脱衣所)の断熱が重要。夜9時には10℃まで下がっていた場合でも、断熱リフォームによって14℃を保持することが可能に。温度差を少なくすることができます。また、暖房器具を併用することでより効果を得ることができます。
旧省エネ基準をベースとした試算結果です。
※ 掲載データは一定条件での試算結果です。外気温や住宅により異なる結果となります。
28℃程度なら、夏の夜も風を取り入れて涼しく

夏においても断熱リフォームは効果的です。朝6時にエアコンを停止し、夕方4時の室温を測定すると、リフォーム前の30.4℃に対しリフォーム後は28.2℃。温度上昇を2.2℃まで抑えられました。
築10年、3階寝室、(6地域)での測定値です。
※ 掲載データは一定条件での測定結果です。外気温や住宅により異なる結果となります。